上の前歯が出ることで、口が閉じにくくなり、口の中が乾燥しやすくなります（ドライマウス）。結果的に口内の唾液量が減少するため、虫歯や歯周病を引き起こしやすくなります。他にも以下のようなリスクがあります。

• 横顔を見た時に上の前歯が出ているため、見た目が悪くなる可能性がある
• スポーツや事故の際に、前歯が当たりやすくなるため、折れやすくなる
• 下顎をずらして食事をするため、顎関節症になりやすい
• 噛み合わせが悪いので、食べ物を上手く嚙み砕けない

以上のリスクがあるため、上顎前突は改善することが望まれます。特に成長期のお子さんが上顎前突になっている場合、上下の顎のバランスが大きく崩れてしまう可能性があるため、早期の治療を推奨いたします。